〜奥様 ギアをどうぞ〜
「最近、うちの子ったら、あんなに熱心だったレゴをあまりやらないの。
セットを買ってあげても、一回つくったら終わり。
たくさん買ってあげたのに、悔しい。もうオークションで売ってしまおうかしら・・・。」

そうお嘆きのお母さま。無理はありません。こどもは飽きっぽいものです。
レゴがいかに千変万化の組み合わせを持つとしても、けっきょくできるものは似たり寄ったり。
ほんとうの変化が必要なのです。
変化とは?
いろいろな方法があるでしょう。
そのうちのひとつ、もっとも大きな変化をもたらすもの、それがギアです。下の写真をご覧ください。
右手前のレバーを回すと、左のフィグたちが回転し、奥のクレーンが上下し、
アーチの下の飾りのついたギアも回転します。
次の写真は、なにをイメージして作られたのでしょうか?
右手前のレバーを回すと、奥の黒い箱から骸骨が顔を出しては引っ込め
左では、グラスを手にした女性の傍らで、ファンが高速回転します。
ホラー映画の1シーンでしょうか?
それとも現代の格差社会をレゴで表現したものかもしれません。
右はおそらく、先週のドライブで見た、郊外の風力発電施設でしょう。
お子さまの中に芽生えた、エコロジーへの関心を、あなたはほほえましく眺めることができます。
この写真は、簡単な滑車の実験です。
左のカラッポの椅子が、ガイコツの載った椅子を持ち上げています。
その理由をすでに学校で学んだお子さんもいるでしょうし、まだのお子さんも。
ビームをふんだんに利用していますが、この実験に本当に必要なのは、
ビーム数ポッチ分と、数本の軸、プーリーふたつだけです。
右は、ゼンマイで走る、四輪駆動車です。
上部のギアを巻き上げると、コトコトと走り出し、
多少の段差を乗り越えていきます。
走行中の動画
その向こうは大きめのプルバックゼンマイを使った、四輪駆動車です。
モーターや電球を加えれば、作品のイメージはさらに広がります。
何千円もするレゴのモーターやライトブロックを使わなくても、100円ショップでハンディ扇風機を買えば、電池ボックスとモーターを同時に手に入れたも同然です。
それにほんのちょっと手を加えれば、レゴの工場が稼動をはじめます。
稼動中の動画
こんなユーモアと知性を盛り込んだ作品が、お手持ちのデュプロやレゴに、
ほんのちょっとのギアを加えることによって実現します。

ギアで作品を作りはじめたお子様は、さまざまなことを自然と覚えるでしょう。
8歯ギアと24歯ギアの回転比は?
では、16歯ギアと20歯ギアなら? 分数、あるいは小数点以下の計算が必要です。
もちろん計算などできなくても経験し、感覚を身につければよいのです。

奥様、ギアをどうぞ。
男の子に必要なのは、おかあさんのやさしさと、退屈な日常を冒険に変える道具(ギア)・・・。

四輪駆動レゴ開発事業団
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